Titan FX」は、スキャルパー御用達ともいうべきスプレッドの狭さと約定力の高さが魅力で、いま地味に人気を集め始めているブローカーの一つです。大御所のXMは太っ腹なボーナスで突っ走っているのに対し、Titan FXは快適なトレード環境を提供すべく全力投球している感じ。

とはいえ、メリットだけではなくデメリットも併せ持つので、この記事ではそれらを分かりやすくまとめました。

Titan FXを使うことによる7つのメリット

1. 海外FX最小水準のスプレッドを誇る「Blade口座」

当ブログではTitan FXのIBプログラムを導入しており、口座開設の傾向を調査していますが、約9割の方が「Blade口座」を選んでいます。Blade口座の他に「Standard口座」というものも用意されていますが、そちらを選ぶ方は極めて稀で、仮にStandardを選んだ場合でもBlade口座を併せて持つ方が殆ど。つまり、Titanトレーダーのほぼ全員がBlade口座を使っているのが現状。

なぜこれほどまでにBlade口座が支持されているかといえば、スプレッドがめちゃくちゃ狭いから。ユーロドルやドル円といったメジャーな通貨ペアなら0.2〜0.3pipsほど、それ以外のペアも国内業者に匹敵するほど狭いです。

スプレッド(売り価格と買い価格の差)に加えて、注文時と決済時に発生する手数料(いわゆる外だし手数料)が設けられているものの、それを含めても海外FXにおいては最小水準のコスト。短期間のうちに多くの売買を繰り返すスキャルピングやデイトレでは、僅かなスプレッド差でも成績に大きく影響しますから、安上がりなBlade口座を使わない理由はありません。

以前投稿したXM ZeroとTitan FX Blade口座を比較した記事をお読み頂ければ分かりますが、あのXM Zeroをも凌ぐ狭さには驚き。

2. ECN方式のBlade口座は、透明性が高く約定力もハンパない

Titan FXが提供するBlade口座とStandard口座は、いずれもディーラーの操作が介入しないNDD(ノンディーリングディスク)方式をとっており、国内業者のように業者と顧客の利益が相反することはありませんし、いわゆる「呑み行為」も起こりえません。そのため、BladeもStandardも透明性は十分に確保されています。

しかし一口にNDD方式と言っても幾つか種類があり、Blade口座は「ECN方式」を、Standard口座は「STP方式」をとっています。最大の違いはブローカーを介すか否かで、ブローカー介さずインターバンクへ直接注文が流れるECN(Blade口座)の方が、より透明性の高い方式といえるでしょう。

  • ECN方式(Blade口座):インターバンク直結でトレーダー同士で注文がマッチングされる
  • STP方式(Standard口座):ブローカー内で注文を相殺した後、それ以外の注文がインターバンクへ流れる

約定力が高いことも、Blade口座が持つ利点の一つです。こればかりは実際に取引をしないと体感できませんが、流動性の高い時間帯(18時頃〜翌3時頃)は特に約定が速く、ワンクリック注文のボタンを押してから1秒も経たぬうちに約定してしまうこともしばしば。

3. 指値・逆指値において「現在価格からOOポイント以上離す」という制限がない

すごく地味なポイントなのですが、Titan FXの場合、MT4で指値または逆指値注文する際の「現在価格からOOポイント離す」という制限がありません。

まずはXMのMT4をご覧下さい↓ 「現在価格から40ポイント圏内の注文は発注できません。」と表示されており、例えば現レートが100.000の場合、100.040以上もしくは99.960以下の注文でなければ発注することができません。もし100.020に注文を起きたい場合、レートが99.980以下になるのを待たねばならず、スキャルピングにおいては不利。

一方Titan FXには同様の制限はなく、現レートの直上に指値売りを置いたり、直下に指値買いを置いたりできます。

4. 最大500倍のレバレッジでありながら、ゼロカット制度を完備

国内のブローカーは25倍が最大レバレッジとなっていますが、金融庁によると今年2018年中に10倍へ引き下げるとのことで、そうなれば国内業者はいよいよオワコン化必至。一方の海外FXはというと、どこも軒並み数百倍というハイレバレッジ口座を提供しているため、10倍規制が囁かれ始めた去年秋頃から海外へ移行するトレーダーが急増しています。

このTitan FXでももれなくハイレバレッジ取引が可能で、国内業者の20倍 = 最大500倍という高水準。レバレッジを掛ければ掛けるほど資金を失うリスクも高まりますが、少ない証拠金で利を伸ばせるチャンスでもあるため、資金管理さえしっかりすればハイレバの方が圧倒的に有利なのです。

そして、ハイレバと同時に欠かせないのが、「ゼロカット制度」

相場が急変動に飲み込まれて強制ロスカットが追いつかず、口座残高がゼロを下回ってマイナスの域へ達してしまったとしましょう。このとき、そのマイナス分を「追証」として顧客に請求するのが国内業者ですが、Titan FX含む多くの海外ブローカーは「ゼロカット制度」によってマイナス分を帳消ししてくれます。

国内業者で取引する以上、口座残高以上の損失 = 不意な借金を背負う危険性は常に付きまといますが、ゼロカット制度完備のTitan FXなら残高以上の損失は生まれません。トレーダーにとってどちらが有利かは、言うまでもありませんね。

5. mybitwalletによる入出金に対応

「入出金が面倒臭そう」なんてイメージを持たれがちな海外FXですが、実は全然そんなことはなく、Titan FXに関して言えば「mybitwallet」のおかげで快適そのものです。

mybitwalletは、FXブローカーと国内銀行等の仲介役として活用できる決済サービスで、今はなき「Neteller」の復刻版とも言うべき存在。サイトは100%日本語化されているうえ、口座開設から手続きまで至ってシンプルなので、国内のネット銀行よりも使いやすいかもしれません。

関連記事:Neteller難民の救世主現る!mybitwalletで海外FXの入出金が出来るぞ

入金の際は、mybitwalletの口座へカード決済や銀行振り込みで入金した後、それをTitan FXの口座へ移すといった流れになります。mybitwalletからTitan FXへの振り込みは手数料無料で、しかも24時間365日即時反映。

逆に、Titan FXからmybitwalletへ出金する場合は、一度Titan FXのスタッフによる確認作業が入るため少々時間が掛かりますが、大抵24時間以内には処理されます。こちらも手数料無料。

6. ライブチャットを通じて日本人スタッフとやり取りできる

Titan FXはバヌアツ共和国、セントビンセント、ニュージーランド、米ダラスの4箇所にオフィスを構えるので、「海外ブローカー」という位置付けで間違いありません。しかしながら、サイトやマイページ等は完全に日本語化されており、更には日本人スタッフを常駐させるなど、明らかに日本人トレーダーを意識したサービス展開を行っています。

また、月曜日〜金曜日は24時間オンラインチャットが稼働しており、チャットを通じて日本人スタッフとやり取りできます。国内業者よりも親身ですね...。

7. オーストラリア最大の銀行「NAB」による完全信託保全

「信託保全」とは、業者 が顧客から預かった投資資金を銀行へ委託し、保全する方法です。国内のFXブローカーは、金融庁の指導により信託保全が義務付けられているので、万が一業者が倒産したとしても資金はきっちり返還されます。

しかし海外ブローカーとなると保全体制はまちまちで、業者それぞれが取得しているライセンスによって義務 or 任意が変わります。

Titan FXは現在バヌアツ共和国のライセンスを取得していますが、これは信託保全を必要としない審査緩めのライセンスです。がしかし、Titan FXは独自に完全分別管理をしており、資金の委託先はオーストラリア最大の銀行「NAB」(ナショナルオーストラリア銀行)で、しかも上限なしの全額信託保全となっています。

万が一Titan FXが倒産しても、私たちの資金が業者側の債務返済等に使われることはなく、預けていた証拠金全額が返還されます。国内業者に準じるほどの保全体制といえるでしょう。

口座開設前に知っておきたい2つのデメリット

海外ブローカーとしては最安水準のトータルコスト、約定力の高さ、ハイレバレッジ、ゼロカット完備、そして信頼できるサポート体制と全額信託保全。正直いって決め手となるような弱点は何一つないブローカーなのですが、他社と比べた場合、デメリットが無いわけでもありません。

1. 海外FXにありがちな「ボーナス」が一切無い

XMやFBSでは、口座開設で初期資金が貰えたり、入金額に応じたクレジットが付与されるなどといった、太っ腹なウェルカムボーナスを展開しています。ハイレバを駆使して上手くトレードすれば、元手ゼロで爆益を狙えてしまうので、海外FXならではの醍醐味といえるでしょう。

一方Titan FXにはそういったプロモーションが一切なく、100%自己資金でトレードを行います。

「ボーナス打つお金があるなら、その分を設備投資へ!」というスタンスなので、むしろこちらの方が正解かなとも思いますが...。

2. ライセンスの信頼性がいまいち

以前はニュージーランドのFSPライセンスを取得していたTitan FXですが、2018年7月1日付けのメールにてバヌアツ金融サービス委員会(VFSC)の金融ライセンス(登録番号:40313)を取得したことが明かされました。

ニュージーランドライセンスからバヌアツライセンスへ切り替わったことで信頼性は一段増したといえますが、それでもまだイギリスFCAライセンスやCySec(キプロス)ライセンスには及ばず、依然として信託保全は設けられていませんので、過信は禁物です。

今のところ、「出金拒否された」「約定拒否された」「レートの動きが不自然」などといった怪しい話は一切見聞きしていません。

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