超大手の海外FXブローカー「XM」は、サイトもサポートセンターも完全に日本語対応しているため、日本人から絶大な支持を得ている業者ですが、いまいち分かりづらいポイントとしてはスタンダード口座とマイクロ口座の違いでしょうか。
初めての方なら、「どっちを開設すればいいのよ!」と戸惑ってしまうのも無理ないと思うので、この記事では両口座の違いを解説します。
目次
スタンダード口座とマイクロ口座を比べてみよう
では早速、スタンダード口座とマイクロ口座の仕様を比べてみましょう。見やすい表を作ってみました↓
スタンダード | マイクロ | |
---|---|---|
口座の通貨 | ドル、ユーロ、円 | |
1ロットの価値 | 1ロット = 100,000通貨 | 1ロット = 1,000通貨 |
最大レバレッジ | 888倍 / 口座残高2万ドル以上だと200倍、10万ドル以上だと100倍 | |
スプレッド | 両口座共通 | |
外だし手数料 | なし | |
最大保有可能ポジション | 200ポジション | |
1ポジションの最小・最大ロット | 0.01〜50lot | MT4の場合は0.01〜100lot、MT5の場合は0.1〜100lot |
両建て | 可能 | |
スキャルピング | 可能 | |
ゼロカット制度=追証無し | 対応 | |
口座開設3,000円ボーナス | あり | |
入金ボーナス | あり | |
ロイヤルティプログラム(取引毎に貰えるポイント) | あり | |
通貨ペア | 合計57ペア AUDCAD, AUDCHF, AUDJPY, AUDNZD, AUDUSD, CADCHF, CADJPY, CHFJPY, CHFSGD, EURAUD, EURCAD, EURCHF, EURDKK, EURGBP, EURHKD, EURHUF, EURJPY, EURNOK, EURNZD, EURPLN, EURRUB, EURSEK, EURSGD, EURTRY, EURUSD, EURZAR, GBPAUD, GBPCAD, GBPCHF, GBPDKK, GBPJPY, GBPNOK, GBPNZD, GBPSEK, GBPSGD, GBPUSD, NZDCAD, NZDCHF, NZDJPY, NZDSGD, NZDUSD, SGDJPY, USDCAD, USDCHF, USDCNH, USDDKK, USDHKD, USDHUF, USDJPY, USDMXN, USDNOK, USDPLN, USDRUB, USDSEK, USDSGD, USDTRY, USDZAR | |
コモディティ | 合計8銘柄 COCOA, COFFE, CORN, COTTO, HGCOP, SBEAN, SUGAR, WHEAT | |
指数CFD | 合計30銘柄 AUS200Cash, CHI50Cash, EU50Cash, FRA40Cash, GER30Cash, GRE20Cash, HK50Cash, IT40Cash, JP225Cash, NETH25Cash, POL20Cash, SINGCash, SPAIN35Cash, SWI20Cash, UK100Cash, US100Cash, US30Cash, US500Cash, CHI50, EU50, FRA40, GER30, JP225, SING, SWI20, UK100, US100, US30, US500, USDX | |
貴金属 | 合計2銘柄 GOLD, SILVER | |
エネルギー | 合計5銘柄 BRENT, GSOIL, NGAS, OIL, OILMn | |
仮想通貨 | 合計5銘柄 BTCUSD, DSHUSD, ETHUSD, LTCUSD, XRPUSD |
結局、違いはなんだ?
スタンダード口座は1lot = 10万通貨、マイクロ口座は1lot = 1,000通貨
スタンダード口座とマイクロ口座の最大の違いは、1ロットあたりの価値です。
スタンダード口座の場合、MT4やMT5の1ロット(1.00)が10万通貨にあたります。
一方のマイクロ口座は、その100分の1の1,000通貨になります。MetaTeaderでは、EURUSDならEURUSDmicro、GOLDならGOLDmicroといった具合に、銘柄名の末尾の「micro」で区別されているので一目瞭然。
ただし、ロットの価値が1/100になるのはFXと貴金属のみ。コモディティや現物と先物CFD、エネルギーなどはスタンダードと同じ扱いなので注意しましょう。
マイクロの最大ロットはスタンダードの50分の1
1ロットあたりの価値だけでなく最大ロットにも違いがあり、スタンダードは最大50ロット=500万通貨に対し、マイクロは最大100ロット=10万通貨なので、スタンダードの50分の1が上限となります。
少資金から始める駆け出しトレーダーさんにとっては、マイクロでも十分かもしれませんが、数十万・数百万円の資金でトレードする場合は必然的にロットが大きくなるため、何度かに分けて発注しなくてはなりませんね。
口座残高5万円くらいまでならマイクロ、それ以上ならスタンダードといった具合でしょうか。
両口座ともXMが用意する豊富なボーナスを受け取れる
XMでは、口座の開設だけで貰える3,000円ボーナス、入金額に対する100%ボーナス(500ドルまで)、そして取引するたびに貰えるロイヤルティプログラムが常時提供されています。
関連記事:口座開設・入金・取引で貰える、XMの太っ腹なボーナスについて解説
両口座とも、これらの豊富なボーナスを受け取ることができ、条件や貰える額も全く同じです。
「どっちでも良い」が結論だけど、スタンダード口座開いておけば間違いないよ
今回比べてみてお分かりいただけたように、スタンダード口座とマイクロ口座の違いは1ロットあたりの価値と最大ロットだけで、その他の仕様は全く変わりません。
ただし、「スタンダード」の名の通り、マイクロ口座よりもスタンダード口座の方が圧倒的に人気を博しているのが事実です。
最小1,000通貨で0.01ロット=1,000通貨刻みのロット調節が出来て、1ポジションにつき最大50ロット=500万通貨まで持てるスタンダード口座は、初心者から大口トレーダーまで幅広い層に向いているので、特別な理由がない限りはスタンダードがベストでしょう。
まあ、XMでは最大8つもの口座を維持できるので、やはり結論は「どっちでも良い」になってしまうのですが、追加開設の手間を省くためにもスタンダードが無難かなと思うわけです。