XMでは、1人につき最大8つの取引口座を作れるので、用途やトレードスタイルに応じて使い分けられます。
そこで気になるのが「資金移動」の問題。この記事では、XMの複数口座間で資金を移動させる方法やその際の注意点、移動させたときのボーナスの扱いについて詳しく解説していきます。
目次
XMの複数口座間で資金を移動させる方法
XMでは同一名義の口座間に限り、証拠金を移動させることができます。他人名義の口座へ移すためには、一旦証拠金を出金してから銀行送金を経た後に移動先の口座へ振り込むという流れになりますので、本記事では省きます。
では、同一名義の複数口座間で資金を移動させる方法について解説してきます。と、その前に、XMで資金移動させるためには2つの取引口座が必要です。移動先の口座がまだ用意できていない方は、別記事「XMで追加口座を作る方法。複数の口座の活用術、デメリットも解説」に従って追加口座を作りましょう。
まずは、XMのログインページよりXMのマイページへログインしましょう。(ログインの際はMT4またはMT5の口座IDと、口座開設時に設定したログインパスワードが必要です。)
マイページへログインしたら、ページトップにある「資金振替」ボタンをクリックして資金移動のページへアクセスしましょう。
「入金口座ID」から移動先の口座を選び、「入金額」に移動させたい額を入力し、「リクエスト送信」ボタンを押せば手続き完了。瞬時に反映されます。
資金移動させた際の手数料について
日本円から日本円、米ドルから米ドルなど、移動元と移動先の口座通貨(基本通貨)が同じなら、何回でも手数料無料で資金移動できます。
米ドルから日本円、ユーロから米ドルなど、移動元と移動先の口座通貨が異なる場合はECBレートに基づいた両替レートから0.3%の手数料が引かれます。
ポジション持ったままでも資金移動できる?
ポジションを持ったままでも資金移動は可能です。ただし、移動元の口座の証拠金維持率が150%を切ってしまう場合は移動できませんので、ポジションを一旦決済しておくと安心です。
移動した証拠金に応じてボーナスも移る
資金移動させる前に、ぜひとも知っておきたいのがボーナスの扱いについて。
XMでは、リアルマネーは「残高」として、ボーナスは「クレジット」として別々に管理されています。そのうち移動できるのは「残高」のみで、移動させる残高の割合に応じて同割合のボーナス(クレジット)も移るという仕組みになっています。
例えば、A口座に50,000円の残高 + 10,000円のボーナス = 計60,000円の証拠金があったとして、そこから残高0円のB口座へ10,000円を移すとしましょう。この場合、10,000円というのはA口座にある50,000円の20%にあたりますから、10,000円の20% = 2,000円のボーナスもB口座へ移り、B口座の証拠金は12,000円になります。
よって、残高を全額移した場合はボーナスも全額移ります。
XM Zero口座へ移した場合は移動分のボーナスが消滅
XM Zero口座へ資金移動させた場合、移動分のボーナスが消滅してしまうので注意しましょう。
例えばスタンダード口座に100,000円の残高 + 60,000円のボーナス = 計160,000円の証拠金があったとして、そこからXM Zero口座へ60,000円を移すとしましょう。移動額の60,000円はスタンダード口座の残高(100,000万円)の60%にあたりますから、同割合(60%)のボーナス36,000円も移ると思いきや、Zero口座はボーナス対象外のため36,000円分のボーナスは消え、結果的に60,000円の残高だけが移ります。
仮にスタンダード口座からXM Zero口座へ全額移した場合、残高は全て移りますが、ボーナスは全て消えてしまいます。
また、移動先の口座がボーナス受け取りを拒否している場合も同様、移動分のボーナスが消えてしまいます。