XMで選べる出金方法や気になる手数料、事前に知っておきたい注意点など、出金にまつわるアレコレを徹底解説します。

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XMが用意する6つの出金方法とそれぞれの手数料

XMでは現在6つの出金方法を用意しています。それぞれのメリット・デメリットや手数料等について見ていきましょう。

1. 銀行送金(海外送金)による出金

2019年4月5日より、bitwalletで利益分の出金が出来なくなったため、現状での代替策は海外銀行送金になります。「International Wire Transfer」を選ぶと、bitwalletを介さずに日本の銀行口座へ出金することができます。最低出金額は10,000円、日本円以外の場合は10,000円相当額以上です。

海外送金の際に必ず必要になるのが「SWIFTコード」。これを持たない銀行には送金できませんので注意しましょう。(以下、日本の主な銀行のSWIFTコード一覧)

銀行名 金融機関コード SWIFTコード
みずほ銀行 0001 MHCBJPJT
三菱UFJ銀行 0005 BOTKJPJT
三井住友銀行 0009 SMBCJPJT
りそな銀行 0010 DIWAJPJT
埼玉りそな銀行 0017 SAIBJPJT
ジャパンネット銀行 0033 なし
セブン銀行 0034 なし
ソニー銀行 0035 SNYBJPJT
楽天銀行 0036 RAKTJPJT
住信SBIネット銀行 0038 NTSSJPJT
じぶん銀行 0039 JICRJPJ1
イオン銀行 0040 未定
大和ネクスト銀行 0041 DNEXJPJT
北海道銀行 0116 HKDBJPJT
青森銀行 0117 AOMBJPJT
みちのく銀行 0118 MCHIJPJT
秋田銀行 0119 AKITJPJT
北都銀行 0120 HOKBJPJT
荘内銀行 0121 SNAIJPJT
山形銀行 0122 YAMBJPJT
岩手銀行 0123 BAIWJPJT
東北銀行 0124 TOHKJPJ1
七十七銀行 0125 BOSSJPJT
東邦銀行 0126 TOHOJPJT
群馬銀行 0128 GUMAJPJT
足利銀行 0129 ASIKJPJT
常陽銀行 0130 JOYOJPJT
筑波銀行 0131 KGBKJPJT
武蔵野銀行 0133 MUBKJPJT
千葉銀行 0134 CHBAJPJT
千葉興業銀行 0135 CHIKJPJT
きらぼし銀行 0137 TOMIJPJT
横浜銀行 0138 HAMAJPJT
第四銀行 0140 DAISJPJT
北越銀行 0141 HETSJPJT
山梨中央銀行 0142 YCHBJPJT
八十二銀行 0143 HABKJPJT
北陸銀行 0144 RIKBJPJT
富山銀行 0145 なし
北國銀行 0146 HKOKJPJT
福井銀行 0147 FKUIJPJT
静岡銀行 0149 SHIZJPJT
スルガ銀行 0150 SRFXJPJT
清水銀行 0151 SMZGJPJT
大垣共立銀行 0152 OGAKJPJT
十六銀行 0153 JUROJPJT
三重銀行 0154 MIEBJPJT
百五銀行 0155 HYKGJPJTTSU
滋賀銀行 0157 SIGAJPJT
京都銀行 0158 BOKFJPJZ
近畿大阪銀行 0159 OSABJPJS
池田泉州銀行 0161 BIKEJPJS
南都銀行 0162 NANTJPJT
紀陽銀行 0163 KIYOJPJT
但馬銀行 0164 TJMAJPJZ
鳥取銀行 0166 BIRDJPJZ
山陰合同銀行 0167 SGBKJPJT
中国銀行 0168 CHGKJPJZ
広島銀行 0169 HIROJPJT
山口銀行 0170 YMBKJPJT
阿波銀行 0172 AWABJPJT
百十四銀行 0173 HYAKJPJT
伊予銀行 0174 IYOBJPJT
四国銀行 0175 SIKOJPJT
福岡銀行 0177 FKBKJPJT
筑邦銀行 0178 CHIHJPJT
佐賀銀行 0179 BKSGJPJT
十八銀行 0180 EITNJPJT
親和銀行 0181 SHWAJPJT
肥後銀行 0182 HIGOJPJT
大分銀行 0183 OITAJPJT
宮崎銀行 0184 MIYAJPJT
鹿児島銀行 0185 KAGOJPJT
琉球銀行 0187 RYUBJPJZ
沖縄銀行 0188 BOKIJPJZ
西日本シティ銀行 0190 NISIJPJT
北九州銀行 0191 KITQJPJ1
GMOあおぞらネット銀行 0310 未定
新生銀行 0397 LTCBJPJT
あおぞら銀行 0398 NCBTJPJT
ゆうちょ銀行 9900 JPPSJPJ1

ただし、以下の銀行はXMからの送金を拒否しているので、これら以外の銀行口座が必要です。

  • ゆうちょ銀行
  • じぶん銀行
  • セブン銀行
  • ジャパンネット銀行
  • 新生銀行
  • みずほ銀行のインターネット支店

送金手数料はXM側が負担してくれますが、中継銀行で発生するコルレス手数料や受取側で発生する受取手数料は顧客負担となります。

トータルコストは銀行によってまちまちで、一回の送金につき5,000円前後が一般的ですが、ソニー銀行と住信SBIネット銀行は被仕向手数料が無料なので一回2,500円に抑えられます。海外FXからの海外送金を受け取るなら、ソニーか住信の2行をお奨めします。

また、大抵の銀行では海外送金が着金した際に電話確認を行っていますので、それに応じる必要があります。問われる事は「この取引は本当にあなたのものですか?」「額はいくらですか?」「何の取引ですか?」「今回限りですか?それとも今後も同様の送金がありますか?」など。テロリストへの資金供与やマネーローンダリングを防止するための取り組みなので、「海外FXで得た利益です」とありのままを伝えれば問題ありません。

2. bitwalletによる出金(2019年4月5日仕様変更)

以前はオンライン決済サービス「bitwallet」(旧mybitwallet)で入金分も利益分もすんなり出金できましたが、2019年4月5日よりXM側の仕様変更により利益分が引き出せなくなり、bitwalletで入金した分までしか出金できなくなりました。

関連記事:【重要】XM、bitwalletで利益分が出金できなくなる!銀行送金一択に

例えば現残高が30万円でそのうち10万円をbitwalletで入金している場合、bitwalletで出金できるのは10万円までで、残りの20万円は銀行送金もしくはSticPayで引き出す必要があります。

bitwalletとは、日本の銀行口座と対応するFX・バイナリーオプション業者等を結ぶための決済手段で、送金だけでなく資金をプールすることも出来ます。シンガポール法人のe protections Pte. Ltd.が運営していますが、公式Webサイトは完全に日本語化されているので、まさに海外FXを利用する日本人にはうってつけのサービスといえるでしょう。

XMは入金と出金ともにbitwalletに対応していて、いずれもXMとbitwallet間は手数料無料となっています。申請してから実際に着金するまでの時間はその時々でまちまちですが、遅くとも24時間以内、速いときは僅か数分です。bitwalletから日本の銀行口座へ引き出す場合、日本円の場合は一律824円、米ドルまたはユーロの場合は一律4,800円以上の手数料が掛かります。

また、bitwallet内で法定通貨を仮想通貨へ交換し、それを自身のウォレットへ送ることもできます。2018年11月現在では、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、ビットコインゴールド、イーサリアム、リップル、ライトコインを取り扱っています。

3. SticPayによる出金

SticPay」(スティックペイ)もbitwalletと同じようなオンライン決済サービスで、XMのほかにもAXIORYやTradeviewがSticPayを採用し始めました。

XMとSticPay間の入出金で生じる手数料はXM側が負担してくれるため、手数料無料となります。ただし、SticPayの口座から銀行口座へ引き出す段階で手数料が掛かり、これがbitwalletよりも割高です。国内の銀行口座へ引き出す場合、bitwalletなら一律824円で済みますが、SticPayの場合は出金額の2.5%+600円が引かれます。

出金方法 手数料 着金時間
国内銀行送金 出金額の2.5%+600円 1~2営業日
海外銀行送金 出金額の5% 1~2営業日
ビットコイン 出金額の1% 数分~数時間以内
STIC Card 出金額の1.3%円 1~2営業日

海外送金同様に入金分と利益分を引き出すことができますが、SticPayで引き出すためには過去に一度SticPayで入金している必要があります。(500円以上なら、どんな少額入金でも可)

4. クレジットカード・デビットカードによる出金(返金)

クレジットカードやデビットカードでも出金することができますが、正確には「ショッピング枠での返金」という扱いになりますので、入金額以上の返金は出来ない仕組みとなっています。5万円分の買い物をしたのに10万円返金されるなんて事はありませんよね?カードで入金した額以上の出金を行う場合、まずは先にカード入金額を返金扱いで相殺する必要があり、残りの額は銀行送金またはSticPayで出金するという流れになります。

XM側での返金処理そのものは1~2営業日で完了しますが、カード会社によっては明細へ反映されるまで数週間ほどかかる場合がありますので、気長に待つと良いでしょう。残りの利益分は銀行送金またはSticPayで引き出すことになりますが、そちらは数日中に反映されます。

なお、JCBカードは入金のみの対応で出金はできません。JCBカードで入金した場合はカード入金分含め銀行送金またはSticPayで出金する必要があります。

5. ビットコインによる出金(返金)

XMではビットコインによる入金も受け付けており、ビットコインで入金した場合はビットコインで引き出すことができます。ただしこれもカード同様、引き出せるのはビットコインで入金した分までとなっており、利益分は銀行送金またはSticPayで出金するという流れになりますので、あまりメリットは感じられませんね。

入出金をビットコインに束ねたいのであれば、ビットコインウォレット ↔ SticPay ↔ XMというかたちでSticPayを挟むのがベストです。これなら利益分もビットコインで引き出すことができます。

処理されるまで通常24営業時間かかるとしていますが、実際にこれまで何度か試したところ2~3時間で着金しています。なお、手数料はXM側が負担してくれます。

6. i-Accountによる出金

「i-Account」というオンライン決済サービスによる出金にも対応していますが、こちらははっきりいって何らメリットがありません。i-Accountから日本の銀行へ出金する際に掛かる「国際送金手数料」は1件につき5~25ドル(約600円~3,000円)とのことですが、あまりにも幅がありすぎますし、3万ドル以上の送金には別途1.8%の手数料が取られるようなので、普通に考えて一律824円のbitwalletを使うべきです。

かつては「i-Card」というプリペイドを発行していて、それを使えば世界中のATMから現地通貨を直接引き出すことができたのですが、発行そのものを取りやめているのが現状です。まさにNeteller(ネッテラー)の二の舞といったところでしょうか。

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bitwalletで利益出金できなくなった今、海外送金がベスト

bitwalletで利益分を引き出せなくなった今、消去法で考えると海外銀行送金(International Wire Transfer)がベストという結論に至ります。手数料はbitwalletよりも若干割高ですがSticPayよりかはマシですし、XMから銀行へ着金するまでの時間はbitwalletを介した場合と大差ありません。

先程も紹介しましたが、海外FXからの出金を受け取るならソニー銀行か住信SBIネット銀行のいずれかをお奨めします。この2行はいずれも被仕向手数料が無料なので、通常一回あたり5,000円ほど掛かる手数料を2,500円に抑えられます。

必ず覚えておきたい出金の優先順位

XMではマネーロンダリング防止の観点から、出金の優先順位という大前提となるルールを設けています。複数の方法で入金した場合、必ず下記の優先順位で処理していく必要があります。

  1. クレジットカード・デビットカード
  2. ビットコイン
  3. bitwallet・SticPay・i-Account
  4. 銀行送金

例えば、カードで5万円 + ビットコインで3万円 = 計8万円を元手に10万円まで増やしたとしましょう。10万円全額を出金するためには、まずはじめにカードのショッピング枠で5万円を返金し、その後に3万円分をビットコインで出金し、残りの利益分はbitwalletや銀行送金で引き出す必要があります。カードで入金した分を含めてビットコインで出金したり、ビットコインで入金した分を含めて銀行送金するなど、順序を無視した出金はできません。

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出金拒否!?と慌てる前に知っておきたいこと

名義が同じでないと出金できない

マネーロンダリング防止の観点で、口座の名義と出金先の名義が異なる場合は出金拒否されます。bitwalletやSticPayで出金する場合も同様で、口座の名義と電子ウォレットの名義が同じでなければ出金できません。

ボーナスは出金できない

新規口座開設者に対して3,000円のボーナス、入金額に対して最大500ドルの100%ボーナス、取引の度に貰えるXMロイヤルティプログラムなどなど、魅力的なボーナスをふんだんに用意しているXMですが、貰えるのは現金ではなく取引用のボーナスクレジットです。

ボーナスを元手に稼いだ利益は無条件で出金できますが、ボーナスそのものを出金することは出来ません。

XMからの出金を受け付けていない国内銀行もある

先述したとおり、XMからの送金を受け付けていない銀行もあるので、注意が必要です。

単刀直入に言えば、金融庁が銀行側へ「海外ブローカーからの入金は断るように」圧力をかけているためです。国民のお金の流れを把握するため、また金融庁職員の天下り先である業者を守るために、トレーダーを国内業者へ誘導を煽動している中、海外ブローカーの存在はまさに目の上のタンコブですから。

証拠金維持率が150%を下回る場合は出金できない

ポジションを持った状態でも出金できますが、証拠金維持率が150%を下回る場合は出金できません。証拠金に余裕を持った状態で出金しましょう。

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