海外のFXブローカーXMの入金方法と出金方法、またその際にかかる手数料など、決済に関するあれこれをまとめてみました。 XMの入金・出金方法まとめ表 決済手段 入金 出金 VISAカード 可能 入金額まで(※1) JCBカード 可能 不可(※2) ビットコイン 可能 入金額まで(※3) bitwallet 可能 入金額ま...
ねーねー、じょにーさん、「XM」ってどんな会社なの?海外のFX業者ってことは知ってるけど、ぶっちゃけ国内の業者と何が違うのよ?
俺は初のFX口座がXM、というより今までXMしか使ってこなかったから、国内業者との違いというのは意識してないっすね...。
確かに、このブログでは「XM」っていう業者が頻繁に登場するけど、その実態に詳しく触れたことは無かったな。良い機会だし、特徴とかメリット・デメリットをまとめてみるか。
XMとは?運営状況について
「XMという名前は聞いたことがあっても、その実態はよく分からない」という方へ向けて、XMの運営母体について詳しく解説します。
本社オフィスはセーシェルにあり
公式ホームページを調べたところ、本社のオフィスの住所は「F20, 1st Floor, Eden Plaza, Eden Island, Seychelles」つまりセーシェル共和国にあります。
ところで、セーシェル共和国ってどこにあるの?
と聞かれると思い、早速ググっといたぞ。下の地図を見てくれ。
セーシェル共和国(セーシェルきょうわこく)、通称セーシェルは、アフリカ大陸から1,300kmほど離れたインド洋に浮かぶ115の島々からなる国家で、イギリス連邦加盟国である。首都はヴィクトリア。
「XMは無登録業者」は間違い!?
当然、運営母体は日本に無いため、日本の金融庁には登録していません。それが故に、「金融庁に無登録の業者は危ない」といった話が流布しているようですが、これに関しては正しておかなければなりません。
XMは危ない。XMは詐欺業者。この風潮を生み出したのは、紛れもなく日本の金融庁であり、端的に言うと「私たちの目の届く範囲で取引してほしい」という思惑に基づいたもの。具体的に言えば、脱税を防ぐためですね。
一方的な警告文書なんてものを発行していますが、本来海外ブローカーは日本の金融庁の管轄外な訳で、流石にこれは不当なネガティブキャンペーンと言わざるを得ません。
金融庁のホームページには、「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」というPDFが公開されており、XMはじめとする大手ブローカーの名前が列挙されていますが、その多くは各国の金融ライセンスを取得する真っ当な業者です。
確かに、税金逃れを試みる輩がいるから、金融庁も大変ね...。でも、お金盗まれたとか聞いたことないから、「無登録」だけでここまでボコボコにするのは度が過ぎてないかしら?
私もXMを使っているが、取引も入出金も極めてクリアだと感じている。
ちょっと話それますけど、オンライン決済サービス「Neteller」が金融庁から圧力かけられてオワタって聞きましたけど、ホントっすか?
金融庁がNetellerへ圧力かけたのは本当。正確には、サービス終了ではなく本人確認の厳格化とギャンブル用途での利用禁止だけど、以前より比べ物にならないほど使い勝手は悪くなったんだ。だから、実質撤退と言っても良い。
ところで、見出しの『「XMは無登録業者」は間違い!?』...ってどういうことなのよ?安全なの?
XMは、セーシェル金融庁のライセンス(番号SD010)を交付され、その監視のもと運営されています。
海外 と聞くと、何となく胡散臭いイメージを抱きがちだが、上のようなライセンスを取得し、公式サイトにてしっかり公表している。故に相応の信頼性はあると見てよいだろう。
セーシェル金融庁っていうのは、日本の金融庁と同じようなものなの?
日本の金融庁との関連性はないが、業務は同じようなもの。「無登録で怪しい」というのは、日本の金融庁が作り出した風潮であって、世界的に見ればごく普通のブローカーなんですぞ。
関連記事:非公開: XMが日本の金融庁に登録していない理由。無登録=危険は間違い!?
全面的に日本語対応
ハイレバ目当ての日本人トレーダーにとって、XMは大切なブローカーですし、XM側にとっても日本人顧客は重要な存在です。そのため、XMでは日本人スタッフを常に在中させているほか、Webサイトも全て日本語対応で、英語が分からない方でも難なく利用できます。
平日の9時〜21時は日本語によるライブチャットも実施しているため、分からないことは中の人に直接聞いてみましょう。
海外業者を意識する場面といえば、口座開設時の通貨選びと住所入力くらいだったっす。
そうだね。9割は英語要らずだから、国内業者並に取っ付きやすいはずだよ。
国内業者には無い魅力が沢山!XMを選ぶメリット
XMは海外のブローカーですが、日本人トレーダーの割合が多いと聞きます。事実、管理人もXMをメインの取引口座として利用していますが、選んだのにはそれなりの理由があるのです。
国内業者には無い魅力が沢山あるので、それらを一つずつご紹介します。
口座開設だけで3,000円の取引用資金が貰える。上手くすれば入金なしで数十万円も狙える
まずびっくりしてしまうのは、口座を開設するだけで3,000円の取引用資金が貰えるという点。
3,000円そのまま引き出すことは出来ませんが、これを元手に稼いだ利益は全て出金可能。後ほど説明する最大888倍レバレッジとの二刀流によって、3,000円を3万円・30万円へ膨らますことも不可能ではありません。
そうそう!XMといえば、これですよね。ま、俺は速攻溶かしたっす...。
え、口座作るだけでお金貰えるって、そんな美味しい話があるわけ?大丈夫なの?
うむ。XMでは、初回の口座開設に限り3,000円の取引ボーナスを提供していて、トレードの資金として使うことが出来るんだ。海外FXではよく見られるプロモーションだよ。
国内業者のDMM FXでも、10,000円キャッシュバックという派手なキャンペーンを実施していますが、「初回の入金10万円以上」に加えて「3か月以内に500lot取引」という条件が課せられています。
対し、XMでは取引も入金も不要で、口座を開くだけでボーナスが貰えるため、初心者トレーダーさんにとっては非常に頼もしいブローカーだと言えますね。まだ口座をお持ちでない方は、ボーナス目当てで作ってみても面白いと思います。
関連記事:XMの口座開設方法:必要な書類や本人確認の手順、ボーナス貰い方など
後から請求とか無いなら、あたしも作ってみようかしら。
国内業者オンリーなきゃしーも、一度XMの太っ腹っぷりを体感してみると良いよw
きゃしーはコツコツ&スウィング派だから、地味に増えていきそうだよね〜
最大500ドルの100%ボーナスも。入金の2倍額で取引を始められる
先ほどの3,000円ボーナスに加え、入金時にも最大500ドル(約6万円)の100%ボーナスを受け取ることが出来ます。
関連記事:XMへクレジットカードで入金→100%ボーナス獲得までの流れ
例えば、初めて300ドルを入金した場合、その100% = 300ドルがボーナスとして口座へ反映されます。つまり、資金の2倍の証拠金(最大1,000ドル)で取引を始められるため、証拠金維持率を高めることが出来ます。
レバレッジを下げて安全運用する方にとっても、ハイレバでギャンブル色のある一発勝負を挑む方にとっても、大きなメリットとなるわけですね。
じゃあ、もしあたしが初めて1万円入金したら、さっきの3,000円ボーナスと合わせて1万+1万+3千で計2.3円ってこと?
その通り。本来の資金の2.3倍で取引を始められるぞ。
俺は限界ギリギリの500ドル入金したぞ!んで、今は2,000ドルまで増やせたからそろそろ出金するつもり。
っと、その前に、ボーナスに関しては一つ注意事項がある。
口座へ振込んだ資金とボーナスは別枠として考えられており、一度出金してしまうとボーナスはリセットされてしまいます。この点は注意が必要です。
入金ボーナスは最大$500まで100%、最大総計額$5,000(または相当額)まで20%の2段階式ボーナスです。
獲得した利益はいつでも出金可能ですが、資金出金の際には取引ボーナスは全額消失いたします。
え、じゃあ実際に受け取れるのはボーナスの500ドルを引いた1,500ドルってこと?
そうなるね。ボーナスに関しては「思っていたのとは違った」とならないよう、事前にその仕組みを理解しておこう。
取引が次なる資金を生み出す「XMロイヤルティプログラム」
先ほどのボーナスと同じく還元型のサービスですが、「XMロイヤルティプログラム」は取引を続ける限り永久に発生するポイント制度です。
「ロイヤルティーステータス」というランクがあり、取引日数が増えれば獲得できるポイントも増える仕組みで、最大1ロット(10万通貨)につき20XMP(6.6ドル相当)が貰えます。
ランク | 取引日数 | XMP |
---|---|---|
EXECUTIVE | 初期 | 10XMP/1lot |
GOLD | 30日以上 | 13XMP/1lot |
DIAMOND | 60日以上 | 16XMP/1lot |
ELITE | 100日以上 | 20XMP/1lot |
貯まったXMPは取引用ボーナスまたは現金へ交換できますが、ボーナスへ替える方が圧倒的にお得です。つまり、取引によって生み出されたXMPを、次なる資金へ充てるといった使い方ですね。
- ボーナス = XMP ÷ 3 (例:100XMP = 33.33ドル)
- 現金 = XMP ÷ 40 (例:100XMP = 2.5ドル)
こちらもボーナス同様、XMPをボーナスに替えてそれを直接出金することは出来ませんが、生み出した利益は無条件で現金化出来ます。
関連記事:XMロイヤルティプログラムは地味に凄い!仕組みと活用法を徹底解説
最大888倍のハイレバレッジ
「海外FXといえばハイレバ」というイメージを持っておられるトレーダーさんは多いはずですが、その代表格とも言えるのがこのXM。国内の業者ではレバレッジは25倍が限界ですが、XMはその約35倍 =最大888倍のレバレッジを選べます。
国内でも、約7〜8年前ならレバレッジ数百倍はごく当たり前の話でした。しかし、相場の急変動から顧客と業者を保護するため、個人口座においては最大25倍へ大幅に引き下げられ、今日まで至っています。
国内の業者は大半がDD方式だから、急変動の時に業者が大損する可能性もあるんでしょ?
国内業者の場合、ぶっちゃけ「客の儲け=業者の損」だから、レバレッジ規制は顧客よりも業者を守るための方策という見方が強いね。
XMはとんでもないレバレッジを提供しているけど、つまりNDD方式ってことなの?
その通り。XMではNDD方式を採用しているから、そもそもレバレッジに上限を設ける必要が無い。むしろ、ハイレバを推し出すことにより顧客を多く集めて、出来るだけ沢山の取引をして貰ったほうが有り難いんだ。
なるほど。今までXM使ってきたけど、DDとNDDについては意識したことなかったっす。NDDあってこそのハイレバって訳ね!
1万通貨の場合、レバ25倍では5万円くらい必要だけど、888倍ともなると...え!?
きゃしーのお察しのとおり、レバ上限が極めて高いXMでは、たった数千円程度で取引を始められる。実際に計算してみようか。
最大レバレッジが高ければ、より少ない証拠金で取引を始められます。現在のドル円レートが1ドル=120円だったと仮定し、1万通貨(XMでは0.1lot)のポジションを持つために必要とされる証拠金を比べてみます。
- 国内業者(25倍):120円 x 1万通貨 ÷ レバ25倍 = 必要証拠金48,000円
- XM(888倍):120円 x 1万通貨 ÷ レバ888倍 = 必要証拠金1,351円
違いは一目瞭然。国内業者の場合、1万通貨を持つために約5万円の証拠金が必要ですが、XMの場合はたったの1,351円で済みます。
実際に888倍のレバレッジを効かせると、損切りまでの幅はたったの10pipsほどとなり、あまりにもリスクが高すぎるため、現実的とは言い難いですね。
しかし、実効レバレッジはトレーダー自身が決めるもので、888倍の口座でレバ25倍のトレードをすることも可能です。となれば、レバレッジの幅が広いXMを選んだほうが有利となるわけです。
要するに、国内業者は軽トラでXMはオープンカーだけど、どちらも60kmで巡航出来るってことだよな!でも、レバに関してXM>国内業者はあっても、その対は無いってことか。
そうだね。結局のところ、レバレッジに関してはトレーダー次第だけど、どうせ選ぶなら天井の高いXMが良いよね?って話。
インターバンク直結のNDD方式。約定拒否ゼロ
FXブローカーの運営スタイルは2種類あり、DD(ディーリングデスク)とNDD(ノーディーリングデスク)のいずれか。
ほとんどの国内業者では前者のDD方式を採用しており、これはトレーダーとインターバンクとの間にディーラーが介在し、業者はトレーダーの反対の注文を受け付けます。
例えば、トレーダーが買い注文を出すと業者側はそれを売り注文で受けるため、簡単に言えばトレーダーの利益=業者側の損失となります。「相対取引」と言えば聞こえが良いですが、要するに「吞み行為」です。
ノミ行為(ノミこうい)とは、先物取引等相場性を有する取引きの委託または委託の取り次ぎを受けた者が、それをせず自分が取引きの当事者となって、取引きを成立させることをいう。
・・・中略・・・
このような業者は、相場が顧客の予想と逆の動きとなった場合は、委託金をそのまま業者の利益とし、一方、予想どおりの動きとなり客に委託金以上の金額を返還しなければならなくなった場合には、その金額を元手に次の取引を勧め、その顧客の予想が外れるまで継続させることにより、結果的にノミ行為を行った業者のみに利益が生ずることとなる。
え、FX会社ってパソコンに向かってガチャガチャしてる人たくさん居るけど、顧客の敵だったの!?
端的に言えばそういうこと。DDの業者が餌としているのは「負け組トレーダー」で、恐ろしいことにDMM FXやGMOなどの超大手が同方式を採用している。
それに対し、XMを含む多くの海外ブローカーはNDD方式で、顧客の注文はインターバンクへ直接流れます。そのため、ディーラーが注文をさばく必要が無く、理論上は瞬時に取引されるため、XMでは「約定拒否ゼロ」を謳っています。
XMは本当に約定速い。コンマ秒ですし、拒否も出くわしたこと無いっす!
あたしは国内オンリー。拒否は無いけど、1〜2pipsの滑りはしょっちゅうよ?スプレッド狭いのは有り難いけど、滑りは困るわね...。
国内の場合、業者によっては意図的に約定を遅らせたり時には拒否することもあるから、見せかけのスプレッドには要注意だ。一方、XMはディーラーの裁量が介入しないので、取引形態は非常にクリーン。
ゼロカットシステムで追証が発生しない
ゼロカットシステムとは、もし相場の急変動によって口座残高がマイナスになっても、業者側にて残高をゼロへリセットしてくれる仕組み。マイナス分がリセットされるということは、追証も発生しないため、スイスフランショック時のような借金地獄に陥る心配も無いのです。
XMでもこれを導入、というより大半の海外ブローカーはこれを導入しており、世界的に見れば別段珍しい話ではありません。
この前の英国EU離脱みたいな時は、ゼロカットがあれば安心っすね!追証が膨らむと、最悪は給料差し押さえなんて話も聞きましたし...。
ああいう瞬間的な値動きの場合、ブローカー側の処理が追いつかずにロスカットラインを飛び抜いちゃう恐れがあるけど、XMではそれを自社側の落ち度として認め、顧客の残高はしっかりゼロに戻してくれる。
国内業者では追証が当たり前だけど、XMってこれが無いの!? え、でも業者潰れちゃうんじゃ...?
実際、ゼロカット導入していたアルパリっていう海外ブローカーは、スイスフランショックと同時に破綻した。ただ、XMの場合は資本金がなんと360億円もあるから、顧客の損失を埋めるくらい朝飯前って感じだ。
万が一のロスカットラッシュに備えて、サーバーも強化されてそう。
うむ。XMは約定力が極めて高いから、いち早く強制ロスカットが発動し、そもそもゼロカットの場面は極めて少ないんだ。
迅速なロスカットで業者と顧客を守り、万が一口座資金以上のマイナスが発生してもゼロカットで帳消し。実に頼もしいわね!
世界標準の取引プラットフォーム「MT4」と「MT5」に対応
XMの取引プラットフォームは、以下のとおり。パソコンに限らず、iPhoneやAndroidスマホでも取引が可能です。
- Windows・Mac対応のMT4/MT5
- MT4/MT5 WebTrader(ブラウザー版)
- iOS(iPhone or iPad)対応のMT4/MT5
- Android対応のMT4/MT5
俺は、一応パソコンで初めたけど、スマホの方がお手軽だから乗り換えたっす。
MT4って優れたツールだとは聞いているけど、なんで国内業者はこれを採用しないの?
国内では各業者が独自のシステムを提供しているけど、これも度々解説している「DD方式」が関係しているぞ。実は、トレーダーの質(初心者or上級者)によって呑みとカバーを分けていて、この複雑な運営スタイルMetaTraderは不向きなんだ。
それから、実際のレートとは異なるものを提示したり、一瞬不自然な値動きを起こして顧客のロスカットを誘発したり(ストップ狩り)なんて噂も絶えない。流石にこれらは極論かもしれないけど、「顧客に負けてもらうための独自ツール」なんて見方もあるぞ。
国内業者は会社によってツールの使い方がまちまちだけど、海外ならMT4一本でいけちゃうって訳ね!
世界標準みたいな感じだよな。むしろ、海外FXでMT4非対応って聞いたことないっす。
多くの海外ブローカーが取り入れている取引プラットフォーム「MetaTrader」は、ロシア発祥のMetaQuotes社が開発したチャートソフトです。中でも有名なのはMT4(MetaTrader 4)で、こちらはなんと10年以上も前(2005年)にリリースされ、今や「世界標準」とまで言われるほど多くのトレーダーに支持されています。
それに比べ、新バージョンMT5の普及率は低いもののの、MT4には無い時間足が追加されているため、チャート分析の点ではこちらのほうが使い勝手が良いです。
インジケーターの豊富さはMT4、分析機能はMT5といった感じっすね。
MT4とMT5の違いについて↓
関連記事:MT4とMT5の違いと長所・短所をまとめてみた。どっちを使えば良いの?
XM版MetaTraderのインストールと初期設定の方法については、下の記事をお読み下さい↓
関連記事:【Windows版】XMのMT4 or MT5をインストールする方法
関連記事:【Mac版】XMのMT4 or MT5をインストールする方法
海外FXでありながら「信託保全」あり
信託保全とは、投資家の資金を外部の銀行へ託すことで、万が一業者が倒産しても資金を投資家へ返却する仕組みのこと。この点でいえば、信託保全が義務化されている国内業者は安全と言えます。
海外でもおおよその業者はこの信託保全を整えていますが、一部では経営費と証拠金を分ける「分別管理」しか行ってない業者もあるため、取引前には必ずチェックしておきたいポイントです。
「分別管理」って、業者としては当たり前の心得な気が...。つまり、信託保全の無い業者は要注意ってこと?
うむ。いくらボーナスが魅力的でも、資金管理を怠っている業者は論外ってこと。どんな大手ブローカーでも、今後絶対に潰れないという保証はないから、「信託保全」は必須と言ってもよいだろう。
XMでは「分割管理」と「一部信託保全」の二重体制をとっています。ここで言う「一部」というのは、保全額に上限があるという意味で、キプロス口座は2万ユーロ=約260万円、新生のセーシェル口座では具体的な額は示されていないものの同じく上限があります。
この260万円という上限は十分か否かという点についてですが、管理人としては十分だと考えます。というのも、先ほども解説したとおりXMでは最大888倍のレバレッジを提供しているため、そもそも数百万という資金を常時プールする必要が無いからです。
もし、ハイレバレッジによって爆発的な利益が出たときには、次回の取引に要する分の資金のみ残し、それ以外は銀行口座へ出金してしまえば良いのです。
もちろんデメリットもある
ハイレバはデメリットにもなり得る
レバレッジが高いということは、大きく儲けられるチャンスはありながらも、大きく損する恐れも潜んでいるということ。これはXMだけでなく、ハイレバな海外FX全般に言えますね。
仮に現在のドル円レートが1ドル=120円だとして、実効レバレッジによって許容される損切幅はどれほど変わるのか、計算してみます。
レバレッジ | 損切までの幅 |
---|---|
25倍 | 480pips(4円80銭) |
50倍 | 240pips(2円40銭) |
100倍 | 120pips(1円20銭) |
200倍 | 60pips(60銭) |
500倍 | 24pips(24銭) |
888倍 | 13pips(13銭) |
管理人もXMの888倍口座でトレードしていますが、上の表に当てはめてみると日々の実効レバはせいぜい100倍程度です。
先ほども解説しましたが、口座のレバレッジはあくまでも上限であって、国内と同じく25倍で取引することも可能です。ロットの調節はトレーダーに委ねられているので、適切な実効レバで取引すれば安心です。
スプレッドの幅は国内業者よりも広い
FXのレートには、買い価格のASKと売り価格のBIDがあり、その差を「スプレッド」と呼びます。国内業者と比較した場合、明らかに見劣りするのがスプレッドの幅、すなわち一回あたりの取引コストです。
DMM FXの場合、ドル円ではなんと0.3pipsほど、ユーロドルでは0.5pipsほどで、極めて狭いスプレッドでレートが配信されています。これを可能にしているのがDD方式で、多くの初心者トレーダーが生み出した損=業者の利益によって成り立っているといっても過言ではありません。
国内の場合、DD方式で業者が儲けている分、極小スプレッドというかたちでトレーダーへ還元しているんだね。でも、その理屈から言えば、「スプレッド無し」っても出来ちゃうの!?
確かに、理論上はスプレッド0なんてのも不可能ではないが、流石にそれは業者へ負担が掛かりすぎるなw
NDD方式を採用しているXMでは、取引の透明性は確保されている反面、スプレッドの幅は広い(むしろ国内が狭すぎ)ため、数pipsを何回も抜くようなスキャルピングには不向きです。
この記事を書いている現在のドル円を見ると、スプレッドは1.8pipsでした。
主な通貨ペアのスプレッドをDMM FXと比較してみたところ、下の表のような結果に。
通貨ペア | XM | DMM FX | 差 |
---|---|---|---|
EURUSD | 1.8pips | 0.5pips | 1.3pips |
GBPUSD | 2.4pips | 1.1pips | 1.3pips |
USDCAD | 2.2pips | 1.8pips | 0.4pips |
USDCHF | 2.4pips | 1.6pips | 0.8pips |
USDJPY | 1.8pips | 0.3pips | 1.5pips |
EURJPY | 2.8pips | 0.6pips | 1.2pips |
GBPJPY | 3.8pips | 1.1pips | 2.7pips |
AUDJPY | 3.3pips | 0.7pips | 2.6pips |
NZDJPY | 5.2pips | 1.4pips | 3.8pips |
AUDUSD | 2.0pips | 1.1pips | 0.9pips |
NZDUSD | 2.5pips | 1.7pips | 0.8pips |
じゃあ、XMは純粋にスプレッドだけで儲けているってこと?
NDDだから、呑み行為で儲けることは出来ない。その代わり、スプレッドの幅を適正に設定することで儲けている。国内に比べれば魅力半減だが、XMにとってはこれが無理のない運営方法なんだと思う。
出金がやや面倒で手数料が高い → mybitwalletの登場で改善
出金の手軽さという面では国内業者へ軍配が上がり、ほぼ全ての国内銀行へ出金できる上に、DMMや楽天証券などでは入出金ともに手数料無料となります。
XMの場合、現状で最有力となる出金手段は「電信送金」となりますが、以下の銀行では受け付けてくれませんので、それ以外の口座を持たねばなりません。
- ゆうちょ銀行
- じぶん銀行
- ジャパンネット銀行
- 新生銀行
- みずほ銀行(インターネット支店)
また、出金の際には、SWIFTコードの入力が必須となります。「日本の金融機関のSWIFTコード一覧 - Wikipedia」等のページを参照し、当該の銀行のコードを予め調べましょう。
手数料に関しても要チェックです。国内の銀行で海外送金を受け取る場合、最低でも2,000円、高いと5〜6,000円取られてしまうため、なるべく利益を積み上げてからの出金が望ましいです。
新生銀行は被仕向手数料が無料だから、初めは最有力候補にしてたけど、XMの出金ページに「対応していない」と書かれていてショックだったっす...。
国からの指示だか何か知らないが、上記の5行は銀行側で海外FXからの受け取りを拒否している。以前は「Neteller」という便利な決済手段もあったのだが、これも国からマスターカード側を介して圧力を受けたため、サービスそのものは「骨抜き状態」へと化し、遂にはXM側から提携を切ってしまったんだ。
出金の面では、当分は国内業者が優勢となりそうね。
この記事を公開してから4ヶ月ほどが経ちましたが、XMが新たなオンライン決済サービス「mybitwallet」を用いた入出金に対応し、以前のNetellerみたくスムーズな入出金が可能になりました。何百万〜何千万単位になると、銀行送金のほうが安上がりなのですが、それ以下であればmybitwalletを利用しましょう。
mybitwalletに関する詳しい情報は、下の記事をお読み下さい↓
関連記事:Neteller難民の救世主現る!mybitwalletで海外FXの入出金が出来るぞ
XMの入出金方法については、下の記事をどうぞ↓
関連記事:XMの入金・出金手段と手数料などまとめてみた。ベストな方法は?
総合的に考えれば、国内業者よりも俄然有利なXM
ここまでXMの特徴やメリット・デメリットをまとめてきたが、2人ともどうだった?
俺は今後もXM一択で。確かに、出金に関しては面倒だけど、ボーナスとXMP(ロイヤリティによるXMポイント)はそれを帳消ししてくれるほど魅力的っす!あと、やっぱ「ゼロカット」で追証が発生しないのは安心。
ボーナスとXMPは出金すると消えちゃうが、得た利益はそのまま現金化できるぞ。私は月に1〜2万円分のXMPが貯まるから、そちらはハイレバトレード用の資金に充てて、運が良いと20〜30万円に化けることがあるw
あたしは、今後も入出金が楽な国内メインで使うつもりだけど、ボーナス豊富なXMは口座作っておいて損は無さそうね!トレードスタイルはデイトレ・スウィングだから、スプレッドに関してはあまり気にならないわ。
最後に、XMのメリットとデメリットを簡潔にまとめます。
XMを使うことによるメリット
- 口座開設だけで3,000円の取引用ボーナスが貰える
- 最大500ドルの100%ボーナスが貰える
- 最大888倍のハイレバレッジで、少資金でFXを始められる
- 「呑み行為」の無いNDD方式を採用し、約定拒否はゼロ
- 「ゼロカットシステム」で追証の心配が無い
- 世界標準の多機能チャートソフト「MetaTrader」が使える
- 海外ブローカーでありながら、信託保全がある
国内業者よりも劣る点。XMのデメリット
- ハイレバレッジでのトレードは大きなリスクを伴う
- 国内業者よりもスプレッドが広い
- 出金がやや面倒、手数料が嵩む