XMが用意する入金方法や気になる手数料、事前に知っておきたい注意点など、出金にまつわるアレコレを徹底解説します。
入金する前に知っておきたい5つのルール・注意点
それぞれの入金方法について解説する前に、必ず知っておきたいルール・注意点を5つご紹介します。
「出金の優先順位」を考慮して入金方法を選ぼう
XMではマネーロンダリング防止の観点から、出金の優先順位という大前提となるルールを設けています。複数の方法で入金した場合、必ず下記の優先順位で処理していく必要があります。
- クレジットカード・デビットカード
- ビットコイン
- bitwallet・SticPay・i-Account
- 銀行送金
例えば、カードで5万円 + ビットコインで3万円 = 計8万円を元手に10万円まで増やしたとしましょう。10万円全額を出金するためには、まずはじめにカードのショッピング枠で5万円を返金し、その後に3万円分をビットコインで出金し、残りの利益分はbitwalletや銀行送金で引き出す必要があります。カードで入金した分を含めてビットコインで出金したり、ビットコインで入金した分を含めて銀行送金するなど、順序を無視した出金はできません。
- カードで入金した場合:カードで入金額を返金した後、残りを銀行送金で出金
- ビットコインで入金した場合:ビットコインで入金額を返金した後、残りを銀行送金で出金
- カードとビットコインで入金した場合:カード入金額とビットコイン入金額をそれぞれ相殺した後、残りを銀行送金で出金
- bitwalletで入金した場合:bitwalletで入金額を返金した後、残りを銀行送金で出金
入金方法によって出金方法が決まってくるため、出金の際に手こずらないベストな入出金ルートを見つけましょう。
第三者からの入金は口座凍結のもと
マネーロンダリング防止の観点から、口座の名義と入金元の名義は必ず一致していなくてはなりません。
例えば、他人のカードで入金したり、他人名義の銀行口座から振り込むといった行為は規約に違反し、場合によっては口座凍結へ至るケースもあるので注意してください。
最低入金額はスタンダード・マイクロ口座が5ドル~、Zero口座は100ドル~
これはどのFX業者にもいえることで、取引口座へ資金を入金する際には「最低入金額」以上の額を振り込まなければなりません。
その点XMは敷居が低く、スタンダード口座とマイクロ口座の場合はたった5ドル = 600円から、玄人向けのXM Zero口座でさえ100ドル = 12,000円からという少額から振り込むことができます。ただし、一部の入金方法ではそれ以上の額となる場合もあります。
XM Zero口座は入金ボーナスを受け取れない
おそらく海外業者の中では最もボーナス豊富なXMですが、「Zero口座」は極小スプレッドの代償としてボーナスが削られています。スタンダード口座とマイクロ口座の場合、最大500ドルまで貰える「100%入金ボーナス」によって500ドルの入金で1,000ドルの証拠金を得られますが、Zero口座は入金ボーナスの対象外となります。
また、取引する度にXMP(XMポイント)が貯まる「XMロイヤルティプログラム」も対象外となりますので、ボーナスを最大限活かしてトレードしたい方はスタンダード口座もしくはマイクロ口座を使うべきです。
日本円で入金する場合、日本円口座を使うべき
おそらく大半の方は日本円で入金するはずなので、取引口座も日本円建てが好ましいでしょう。両替の手数料を省けますし、為替相場の変動リスクも回避できます。
XMの入金方法は5種類
この記事を公開した2018年12月現在、XMでは以下5種類の入金方法が用意されています。
- bitwallet
- VISA、VISA Electron、Maestroカード
- JCBカード
- 銀行送金
- ビットコイン
1. bitwallet(旧mybitwallet)
最もポピュラーなのは、オンライン決済サービス「bitwallet」による入金。
bitwalletとは、日本の銀行口座と対応するFX・バイナリーオプション業者等を結ぶための決済手段で、シンガポール法人のe protections Pte. Ltd.(イープロテクションズ)が運営母体となっています。送金だけでなく資金(円・ドル・ユーロ)をプールすることも可能で、決済サービスとウォレットを兼ねており、仕組みそのものはPayPalみたいな感じですね。
※2018年9月より、サービス名が「mybitwallet」から現行の「bitwallet」へ変わりました。
XMへ入金する場合、まずはカードや銀行振込でbitwallet口座へ資金を投入し、それをXMの入金ページから取引口座へ移すといった流れになります。逆にXMから出金する場合、XMの出金ページからbitwalletでの出金依頼を申請し、bitwalletへ着金したらそれを自身の銀行口座へ送金するといった流れ。
bitwalletへ資金を振り込む際は銀行振込だと0.5%、カード入金だと4%~の手数料が発生し、逆にbitwalletから自身の銀行口座へ引き出す際には一律824円の手数料が発生するので、頻繁な入出金は避けたいところ。ただ、XMとbitwallet間の入出金は回数無制限で無料で、入金に関しては口座へ即時反映されるので、XMとの親和性は非常に優れているといえるでしょう。
2. VISA、VISA Electron、Maestroカード
クレジットカードでの入金もできますが、現時点で使えるのは「VISA」とそのデビットブランド「VISA Electron」、それからマスターカードのデビットブランド「Maestro」に限られ、日本で普及しているのはVISAくらいでしょう。手数料は無料です。
しかしながらこれら3カードであればどれでもOKという訳ではなく、使えるものと使えないものがあります。というのも、金融庁が銀行やカード会社へ圧力をかけており、XMはじめとする海外FXへの送金をブロックしている会社も少なくありません。
Mastercard、AMEX、Diners等はそもそもカード会社側の制約により入金できません。
先述したとおり、VISA、VISA Electron、Maestroカードで入金した場合、出金する際まずはカードで同額を引き出す必要があり、それ以上の額は銀行送金やbitwalletで引き出さねばなりません。XMへの入金はショッピング枠で行われ、出金は「返金」という扱いで処理されるためです。
3. JCBのクレジットカード・デビットカード(出金には非対応)
2018年春、それまで対応していなかったJCBカードによる入金をサポートしました。こちらも同じく手数料は無料です。ただ、JCBカードで入金した額はカードで引き出すことが出来ず、bitwalletまたは銀行送金で引き出さねばなりません。
VISAカード等とは異なり「カードで入金した額は必ずカードで出金」というルールが無いため、デメリットらしいデメリットは無いように思えますが、口座のタイプ問わず最低入金額が1万円以上となっているので気をつけましょう。
4. 銀行振込(りそな銀行、三井住友銀行)
国内の銀行から直接振り込むこともできます。マイページの入金方法一覧から「Local Banks」を選ぶと、「AsianCoin」と「Eprotection」が出てくるので、りそな銀行へ振り込みたい方は「AsianCoin」を、三井住友銀行へ振り込みたい方は「Eprotection」を選びましょう。
1万円以上を入金するとXM側が手数料を負担してくれますが、1万円未満の場合は振込手数料(りそな:1,500円、三井住友:1,070円+入金額の0.05%)が差し引かれて口座へ反映されます。
振り込む際、送金者名義の欄には「TARO YAMADA 12345678」のように姓+名+MT4/MT5の口座番号(口座ID)を必ず記入しなくてはなりません。送金者名義に誤りが無ければ、着金から1時間以内に入金されます。
5. ビットコイン
ビットコインによる入金も可能ですが、カード同様に利益以上の出金はできず、送金してから1時間ほど時間が掛かるため特にメリットは感じられません。法定通貨に比べビットコインの相場は大きく変動しているため、突発的な価格変動に巻き込まれて思わぬ損失を被る恐れもあります。
XMの入金方法早見表
bitwallet | VISAカード | JCBカード | 銀行振込 | ビットコイン | |
---|---|---|---|---|---|
手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 1万円以上に限り無料 | 無料 |
反映 | 即時 | 即時 | 即時 | 着金から1時間以内 | |
利益の出金 | 可 | 不可 | 不可 | 可 | 不可 |
最低入金額 | 5ドル~ | 5ドル~ | 1万円~ | 5ドル~ | 5ドル~ |
オススメ度 | ◎ | × | △ | ○ | △ |
最も確実で安上がりなのは入出金共にbitwallet
現状では、入出金ともにbitwalletへ統一するというのが最も確実かつ最も安上がりといえるでしょう。XMとbitwallet間の手数料はタダで、bitwalletでの入出金手数料も極めて良心的です。入金は即時反映、出金も通常数時間で反映されますし、煩わしい電話確認も、カードやビットコインのような限度額もありません。
bitwalletを不便なく使うためには以下3点の本人確認書類を提出する必要があります↓
- 身分証明書:運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなどの写真付きの公的書類
- 住所証明書:公共料金の請求書や領収書、銀行ステートメント、カード会社の利用明細書、住民票、印鑑登録証明書など
- IDセルフィー:身分証明書と本人の顔が一緒に写った写真
初めの工程がやや面倒にも思えますが、多くの海外FXが採用している決済サービスなので使って損はありませんよ。