フランショックの起点「1.2」をX点とする巨大ハーモニックが出現中

細かい解説の前に、ユーロフランの超長期的な現状を把握しておきます。

フラン暴騰の起点である1ユーロ=1.2フランから暴騰が収まった0.96513、これをフィボナッチリトレースメントで結ぶと、0.618のレベルや半値あたりが明らかに意識されていることが分かりますね。

現在はちょうど0.786のレベルまで価格が達しており、ハーモニックパターン(Bearish Gartley)もちょうど完成。直近数ヶ月は上昇してきたものの、0.786に触れた途端週足レベルで陰線を出しているので、長期的な買いポジションの利益確定が入りそうな場面ではあります。

EURCHF 週足

8月10日 17:45 – 再度高値を試しそうな場面だが、しばらく揉み合いそう

4時間足は100MAに沿って上昇中

4時間足は100MAに沿って上昇中で、直近でもぴたりと反発しています。一度、0.786のレベルから下落したものの、再度高値を試しそうな雰囲気ではあります。

EURCHF 4時間足

下落からレンジへ変身した1時間足

1時間足は移動平均線が3本とも下向きですが、4時間足100MAに阻まれて下落の勢いは抑えられている状況です。1時間足の下落と4時間足100MAからの買い支えがぶつかって、しばらくレンジ状態が続きそう。

もし、長期的な流れに乗って買うならば、50MAを突破したタイミングが良さそう。

EURCHF 1時間足

15分足はもろレンジ。上限は週足ピボットS1と日足ピボットが重なっている

15分足は既に移動平均線が絡まっており、明らかなレンジ相場です。また、そのレンジの上限には週足のピボットS1と日足のピボットが重なっているので、上へブレイクすれば買いの勢いが強まりそうな予感。

EURCHF 15分足

8月11日 21:30 – ドルの指標発表につられてユーロ高。ちょっと便乗してみる

日は明けて8月11日の21:30。結局、EURCHFは前日からずっとレンジ状態が続いており、予想していたとおり買いと売りが拮抗。

そんな中、21:30に米消費者物価指数の発表があり、結果は予想の0.2%を下回る0.1%となりました。当然ドル売りが強まり、ドル円では50pipsほどの値動きがありましたが、同時にユーロ買いを誘い、EURCHFは上へ伸びました。

個人的に、忙しい指標トレードは得意では無いものの、スキャルピング程度であればいけそうな雰囲気だったので、ロングエントリーしてみました。

1時間足の50MAを突破

前日、エントリーポイントとして挙げていた1時間足の50MAですが、指標発表を受けてこれを大きくうわ抜いてきました。ロウソク足が確定するまであと30分ほどあるため、後の30分で戻されれば長い上髭で終わってしまいますが、ドル売り・ユーロ買いは強まると見て即買い。

EURCHF 1時間足

5分足の大陽線でエントリー

それまで揉み合っていたものの、指標発表と同時に5分足の大陽線が出現。1時間足50MAも上抜けたので、そのタイミングを逃さず買いエントリーです。

今回は、指標発表の勢いをサクッと取りに行く超スキャルということで、勢い良く伸びた時点で元々の損切ラインを建値へ移動します。これで、万が一逆行しても損失は生まれません。

EURCHF 5分足

1分足の大陰線を見て利益確定

その後は順調に伸びましたが、1分足でかなり大きめの陰線が出たため、サクッと利益確定。リスクリワードは1.4なので、可もなく不可もなくといったトレードですが、深追いして損失を被るよりかはキッパリ逃げたほうが賢明ですね。

EURCHF 1分足

1時間足100MAに阻まれそうな雰囲気

その頃、1時間足は100MAにタッチした途端下へ押し戻されている状況で、これを突破できないと下落が再開しそうな雰囲気です。

EURCHF 1時間足

結果:35.8pipsのプラス

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