過去チャート検証と裁量トレードの練習ができるソフトウェア「Forex Tester 3」には、無料のベーシックデータだけでなく、有料別売りのスタンダードデータとVIPデータも用意されています。
3つの違いや価格、それらの選び方についてまとめましたので、FT3導入の際にはぜひお読みください。
目次
Forex Tester 3とヒストリカルデータの販売価格
はじめに、Forex Tester 3本体と付随するヒストリカルデータの販売価格を確認しましょう。1ライセンスを購入する場合、下の表のとおりです。
ヒストリカルデータ | データのアクセス権 | 価格 |
---|---|---|
ベーシック | - | $299 |
スタンダード | 1ヶ月間($21.99 x1) | $320.99 |
1年間($19.08 x12) | $478 | |
VIP | 1ヶ月間($29.99 x1) | $328.99 |
1年間($20.75 x12) | $498 |
FT3本体購入時にベーシックを選んだとしても、後からヒストリカルデータのみを追加購入することもできます。その場合の料金は以下の通り。
ヒストリカルデータ | データのアクセス権 | 価格 |
---|---|---|
スタンダード | 1ヶ月間 | $40/月 |
1年間 | $229/年 | |
生涯永久 | $479 | |
VIP | 1ヶ月間 | $49.99/月 |
1年間 | $249/年 | |
生涯永久 | $499 |
月払いと年払いの違いとは
ここで一つ疑問が出てきます。月払いと年払いの違いは何なのでしょう。
結論を申してしまうと、「月」や「年」もしくは「生涯永久」というのは、ヒストリカルデータをダウンロードできる期間を指しています。もしVIPの1年間分を購入した場合、その時点から数えて1年先までVIPのダウンロード権利を得られるので、その期間内は常に最新のデータで検証ができます。
1年過ぎた場合どうなるかというと、期限以降のVIPデータが手に入らなくなるだけで、それまでダウンロードしたデータが消えることはありません。ただし、期限後つまりVIPからベーシックへ格下げされた後に再度ダウンロードした場合、蓄積したVIPのデータはベーシックのデータへ書き換えられてしまうので、くれぐれも注意しましょう。
ということは、常に最新のデータで検証する必要が無ければ、最安の月払いプランを購入し。その時点で得られる限りのデータをダウンロードしてしまうのが最善です。期限が過ぎても、そのデータは使い続けることができます。
相場の基本的な値動きは、今も昔もさして変わらないので、裁量トレードの練習をするなら古いデータでも支障ありません。
ベーシック/スタンダード/VIPはどれを選ぶべき?
ベーシック、スタンダード、VIPそれぞれの仕様をまとめてみました。
ベーシック | スタンダード | VIP | |
---|---|---|---|
銘柄数 | 18種 | 118種 | 118種 |
ブローカー | 1社 | 最大11社 | 最大11社 |
データの更新頻度 | 毎月 | 毎日 | 毎日 |
小数点以下表示 | 最小4桁 | 最小5桁 | 最小5桁 |
ティックデータ | 無し | 無し | あり |
スプレッド | 固定 | 固定 | 変動 |
時間足以上を用いるスイングトレーダーなら、ベーシックで十分
「ベーシック」は上乗せなしのプランで、掛かる費用はFT3本体分のみ。その状態でも、過去16年分(記事執筆現在まで)のヒストリカルデータ x18の通貨ペア分が付いてくるので、検証作業そのものは問題なくできます。
ただ、1分足や5分足の値動きはかなり荒いので、時間足以上を用いるスイングトレーダー向きといえるでしょう。
スタンダードを選ぶと銘柄が18から118に激増し、最大11社のブローカーを選べる
スタンダードを選ぶと、銘柄の種類が18から118へ激増。ゴールドやシルバーはじめとする貴金属CFD、オイルやコットンなどの資源、日経225やNYダウはじめとするインデックス、それにビットコイン/米ドルなど、一通りのチャートデータが手に入ります。
また、AUD/USD、EUR/USD、GBP/USD、NZD/USD、USD/CAD、USD/CHF、USD/JPY、EUR/CHF、EUR/GBP、EUR/JPY、GBP/JPYの11ペアに関しては、11社のFXブローカーから好みの業者を選べます。ブローカーによって微妙にレートが異なりますから、これは大変有り難い機能ですね。
スキャルピングやデイトレの練習するならVIP一択
VIPを選ぶと、1分足未満の小さな動きを示す「ティックデータ」に加え、変動スプレッドの情報までもが手に入ります。
超リアル、というか本番同様の値動きそのまま再現できるので、短期足メインで取引するスキャルピングやデイトレにはもってこい。また、指標発表を狙った波乱トレードなんかも、緻密にシミュレーションできます。
銘柄数は、スタンダードと同じく118種類。