何かと話題にのぼる仮想通貨ですが、実は海外FXブローカーのXMでもCFD商品として取り扱っていて、記事を書いている現在はBTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)、LTC(ライトコイン)、DSH(DASH)、XRP(リップル)をドル建てで取引できます。

海外FXに使い慣れている方にとっては馴染みやすいかと思いますが、事前に知っておきたいことや注意点もいくつかあるので、まとめてみました。

【2017年12月23日追記】XMは12月23日1:00をもって、MT5での仮想通貨取引を停止しました。今のところ再開のめどは立っていません。本件に関しては、別記事「XM、12月23日1時より仮想通貨取引を停止 ポジションは強制決済」に詳しくまとめました。

XMでは5種類の仮想通貨CFD取引が可能

銘柄 最低変動 最低スプレッド 最小〜最大ロット 買い/売りスワップ
BTCUSD 0.001 50 0.1〜1 -17.49 / -16.32
ETHUSD 0.001 3 0.1〜20 -0.65 / -0.61
LTCUSD 0.001 0.4 0.1〜50 -0.26 / -0.25
DSHUSD 0.001 3 0.1〜14 -0.87 / -0.81
XRPUSD 0.00001 0.002 0.1〜20 -0.73 / -0.69

MT5の口座が必須

XMの取引プラットフォームとしてはMetaTrader 4(MT4)がメジャーですが、XMのMT4では仮想通貨を取引できず、その新バージョンである「MT5」専用の口座が必須となります。

これからリアル口座を新規開設される方は、取引プラットフォームタイプから「MT5 (FXならびに株式、仮想通貨、株価指数、金属、エネルギーのCFD商品)」を選びましょう。口座の開設方法については、別記事「XMの口座開設方法:必要な書類や本人確認の手順、ボーナス貰い方など」をお読み下さい。

関連記事:XMの口座開設方法:必要な書類や本人確認の手順、ボーナス貰い方など

既にMT4口座を作ってしまった方もご安心を。XMでは1人につき最大8つまで口座を持てるので、マイページの「追加口座を開設する」からMT5口座を新設して下さい。追加口座の作り方に関しては、別記事「XMで追加口座を作る方法。複数の口座の活用術、デメリットも解説」にまとめました。

関連記事:XMで追加口座を作る方法。複数口座の活用術、注意点も解説します

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必要証拠金は50%。つまり、レバレッジは2倍

XMでは5種類の仮想通貨CFDを提供していますが、その全てにおいて必要証拠金は50%と定められています。ただ、これはあくまでも2017年12月19日現在の情報なので、今後の相場次第で随時変更される可能性もあります。

ビットコイン対米ドルの現レートは1BTC = 18,700USDですから、最小ロットの0.1でポジションを持つ場合、最低でも935ドル=約10万円の証拠金が必要になります。うーん...少額ハイレバが魅力のXMですが、これならbitFlyerのLightning FXの方が断然お手軽ですね。

もちろん、追証が発生しない「ゼロカット制度」は通常のFX取引同様に完備されていますが、そもそも2倍の超低レバレッジですから、ゼロカット発動の前に確実に強制ロスカットに引っかかるでしょう。

スプレッドがかなり広いのはネック

もともとXMは、通常のFX取引においてもスプレッドは狭くありません。

BTCUSDの最低スプレッドは50ドルで、これはつまり0.27%の値幅になります。参考までにドル対円(USDJPY)のスプレッドは2pipsほど=0.018%なので、比べると15倍ほどの開きがある計算になり、かなり広め。

もっとも、ポンドも青ざめるほどのボラティリティで、ドル円換算で1日10〜20円上下することなど日常茶飯事な仮想通貨ですから、実質的・体感的には通常の通貨ペアと大差無い気もしますが。

現レートでスプレッドを計算すると、ETHUSDが0.36%、LTCUSDが0.11%、DSHUSDが0.25%、XRPUSDが0.26%になります。LTCUSDが一番お得に思えますが、最近になって急騰したこともありスプレッドが見直される可能性もあるので、デイトレやスキャルなら「BitMEX」のようなその筋専門の業者でトレードした方がお得ですね。

FX同様、土日は取引できない

仮想通貨は土日も取引できることで知られていますが、XMが取り扱う仮想通貨CFD商品は月〜金曜日の営業日限定で、土日は取引できません。ようはFXやコモディティと同じ扱いですね。

一方、BitFlyerやBitMETなどの仮想通貨専門の取引所・ブローカーなら土日も取引できるので、本格的なトレードをするならそちらを選ぶべきでしょう。

結論:XMは、仮想通貨“も”取引できるブローカーと位置付けるべき

海外FXブローカーとして、日本国内では断トツの人気を誇るXMですが、仮想通貨に関してはオマケ程度だなというのが実感です。あくまでも、仮想通貨“も”取引できるブローカーとして位置付けて、基本的には通常のFXに限った方が良さそうです。

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